漱石のように
ala

ダンス ダンス ダンス

君の手を取り、腰を支えて

Dance Dance Dance

足がもつれても、靴が脱げても

だんす だんす だんす

君が瞳をそらす日も、喜びの涙に濡れる日も

ダンスダンスダンス

指に触れるウェストがふくよかになって
化粧品の香りが、石鹸の香に変わっても

Dance Dance Dance

曲は変わり、季節は巡り、歳は流れる
それでも僕らは踊り続ける

だんす だんす だんす

君と僕、どちらかが瞳をとじ夢を見る時
『月が綺麗ですね』僕は君にそう囁くよ

だから君は、笑ってこう言っておくれ
「Yes I am」

そうすれば僕らの曲は終わるから
後は足を止め、見つめ合い、抱きしめあう

そう、永遠の平穏を手に入れるのさ
一時期の寂しさと一緒にね。











自由詩 漱石のように Copyright ala 2012-01-08 15:36:11
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