用意した朝
komasen333

叫んでみると、
言ったまま音信普通になり
慌てふためいてあちらこちらに片っ端からお問い合わせした日々がしばらく見ぬうちに
「セピアになりました」と、真夏の春宵から殊勝なことづて



よくもまあ
知った口を  何事も知らん顔を決め込んだようなノッペラボウで聞けたもんだ



雁字搦めとのた打ちまわる輩ほど持て余しの極致
二番煎じと始前に撤退宣言するブレーンほど大げさな虚栄



きらきらひらひら自由の名の下に
個人専制総薄謝拍車でありながら無意識拍手  
大衆も、マイノリティも、稀に見ることなく奇妙な一致

期待はずれ  基因は勝手な黄昏?
過剰妄想   起因は煩雑な誇大看板?




開いたおクチ
閉め忘れお茶目      それとなく察してくれた日には死ぬのも恐くないって

開いたおメメ
閉じ忘れ狂い病      それとなく指摘してくれた日には死ぬのも悪くないって




頑張れって  言われなくてもわかってるって
その上で気力は逓減まっしぐら  <  強く跳ね除けられぬ所以         


頑張れって  言われなくても承知ですって
その上で対象がゆらめきっぱなし  <  強く撃ち返せぬ所以




用意した朝に
光線少なめと違うかって
昼までには相当量期待できんのかって     各光合成需給者から指摘されて


ちょっと慌てたそぶりで
太陽もう一つ描いてみたが   どこか大き過ぎて 夏休みの絵日記チックで       
各方面  笑いながら揺れた


自由詩 用意した朝 Copyright komasen333 2012-01-07 12:27:01
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