ドラマ『世紀末の詩』を見ました。今日は暇だったから。僕は確か高校生の頃にもこのドラマを見た。覚えている。とっても不安になったのを。売れっ子ミュージシャンや、おざなりの言葉が口にする愛じゃない。本当の愛をテーマにしたドラマ。見れば見るほど、僕はこの世界で愛に満たされること無く死んでいくのではないかと思う。ドラマで語る愛が本当のものか分からない。でも、それでも、僕はどこかでそうだと思う。僕は両親に愛をもらって生きている。でも、両親が死んだら誰が僕を本当に愛して、誰を僕が本当に愛するのだろう。脚本家の野島伸司さんは答えを見つけれたのだろうか。もし、僕がこの答えを見つけられなかったら、この世は真っ暗なんじゃないかと思う。見つけても、その人に会えなければ、僕の人生は。って思う。
　心臓移植のドキュメント番組を見た。患者は70過ぎの老人で、インタビュアーが質問する。あなたはもう十分生きたとおもいませんか？何故まだ生きようとするのですか？　なかなかどころか、どぎつい質問だったと思う。　老人はもうほとんど動かない右手を振って、妻を呼ぶ。妻は紙とペンを渡すけど、それを放り投げもう一度妻を呼ぶ。そして妻の頬にキスをして、かすれた声で　これだよ　って言った。
　僕は一度しかない人生で、こんなにも難しく答えの出ないよく分からないけど、どうしても手に入れたいものを、見つけられるのだろうか。
一体何が愛なのか？って言う議論は僕はしませんし、できませんけどもネ。えへ