学校の思い出
yamadahifumi

僕は長い廊下を
 ずっと歩み続けている

あの日、見た夕陽は
 今も瞼の裏に焼き付いている

あの日、怒った先生の顔は
 可笑しいような悲しいような顔だった

僕を殴った同級生は
 いつの間にか卒業していなくなっていた

僕が告白したあの日の下駄箱は
 今は磨かれて綺麗になっている

あの日、置いていった僕の心は
 今も離れたまま動き続けている


自由詩 学校の思い出 Copyright yamadahifumi 2011-08-27 17:58:13
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