「たより」
藤鈴呼

「たより」

生活に疲れた頃
きみは ゆっくりと やって来て
るすがちな ポストに
ことり、と 手紙を 入れて行く
とにかく 早く 帰りたいと
ばかみたいなスピードで
のほほんと暮らす僕を 置き去りにする
 
きっと 雨が上がれば
らくに 読めるのだと思う
めを凝らさなくっても
くびを傾げなくっても
出かけたく なる筈なんだ
会った時に 交わす 笑顔を
いつだって 楽しみに 生きて行くから

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自由詩 「たより」 Copyright 藤鈴呼 2011-08-23 21:40:07
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