エトワールの向こうでは帽子が似合わない
凪名木なぎな
もう一度だけ胡乱のうたを重ね合おう
いいかげん取扱注意の荷札ははずしてもいいだろう
わたしは泣きもせず手の掛からない子だったといい
扁平したおまえの瞳孔がおれをなお酷薄にする
おれはひとりで眠りたいということなんだよ
もう二度と会うはずはないと定めたつもりで
手の甲にくちづけしたおんなとまみえるこそあれ
自由詩
エトワールの向こうでは帽子が似合わない
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凪名木なぎな
2011-07-28 23:16:16
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七行詩