フジツボ
洋輔
どこからきてどこへ行くのか
その存在さえも危うくなる
あまりに似たものが多すぎて
自分自身がわからなくなる
まるでグラフィックの1
点
(
ドット
)
でしかないように思えて
空を飛ぶカモメに
海に浮かぶ漁船に
あこがれた
俺は俺一人でありたいよ
今はリヴァイアサンにのみこまれそうさ
俺はもっと大きくなりたいよ
宇宙の中じゃちっぽけでもね
生きることを忘れてしまわないために
生きることを忘れてしまわないために
自由詩
フジツボ
Copyright
洋輔
2011-01-29 20:02:52
縦