Pride
寒雪


なかなか思うように
時代は明るくなってくれない
閉塞感が身に染みる世の中
貫くようなつむじ風を
コートの襟を立てて
かろうじて避けながら生きてる
誰にとっても辛い時


自分一人がんばって生きても
それを咎めるように
地の中から現れる
無数の手が
おまえの足を絡めとり
土の中で溺れさせてしまおうと
おまえを引きずりこもうとする


いつまでも意地を張るのは大変さ
ついつい楽になりたくて
その力に身を任せてしまいそうになる
時には膝まで
埋まってしまうこともあるだろう


そんな時だからこそ
いつでもポジティブな外見を忘れるな
心の中にあるポジティブな自分を
表に現して生きていけば
少なくとも
自分は前を向いていけるはず
そうしてそれを続けていけば
誰かがおまえの後を追うはずさ


辛い時こそ
笑え!


自由詩 Pride Copyright 寒雪 2010-08-16 07:30:08
notebook Home 戻る  過去 未来