大層なことは言えないよ
わたしは
神様じゃない

嫌なものは嫌
見たくないものは見ない
悲しいことは悲しみごと受け入れて
分からないものは怖いし
怖いものからは逃げる

楽しいことをして楽しいと思って
たまには、思い込んで

自分の好きな人にはなるべく笑っていて欲しい

ほんとのところ、
たぶん
ほとんどのひとや、ものごとは
わたしと無関係だとおもう

無関係の何かに向かって飛び込んだり
むりやり紐でくくって縛り付けたり
追いかけたり、
飽きてやめたり、
（でもそれっきり、向こうにとっても問題ないんだ、寂しいけど）

届かなくて泣いたり



みんなそうやって
ひとりでも


ひとりがひとつずつ浮遊して
偶然触れ合って離れて
死ぬまでの時を過ごすだけのことなのだ

いとしいいとしい一生を
一緒に、ひとりぼっちで