波の揺れるままに
木葉 揺

目に見えない
何かに別れを告げて
大海原に浮かんだ
別の次元に飛ばされ
また戻って来たのだ

今は砂浜に顔をうずめたい
まだ少しも陸が見えないけれど

陸があっても
砂浜はないかもしれない
別の次元で描いていた砂浜
それは確かなものだと思えたのに


自由詩 波の揺れるままに Copyright 木葉 揺 2010-06-22 23:43:42
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