浮遊感は沈没する
亜樹

重たい、
 のは
くうき
 で、
      ちっぽけな
        私、
       は、多分
      ぺしゃんこに
          潰される。


 あなた、は
       私?

 ではないので、

    右手と
    右足が
          同時にでるような
             無様な行進を
               せざるを得ない。


 万国旗は
キライで
          青い空も
              キライで
     重たいのは、
           

 なんだろう?


     
ただ、
 
 苦しい

          悲しい


     切ない


 そんな思いが




             私の体を


     大地にめり込ませる。



      
                 重たいのは、


            何?


頭蓋骨と


         心臓と



 それから脳みそ、と











        多分、あなただ。






自由詩 浮遊感は沈没する Copyright 亜樹 2010-05-11 22:41:59
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