ひとりで泣きたい日
暗闇れもん

気づいたら6畳の部屋に紫陽花が咲いていた

足の踏み場もないくらい無数に
通常よりも小さめの

紫や青が溢れてゆれる

足に触れる先から、ほろほろとくずれ
空中にふわりと浮かぶ

あちこちに

あわあわのドーナッツ雲

片足から染まる

紫に青に

くるくると紫陽花雲

まわるように

歌いながら

いつの間にか雨をふらせて


自由詩 ひとりで泣きたい日 Copyright 暗闇れもん 2010-05-08 23:05:46
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