さけすぎてシロになった
さわ田マヨネ

夜型だとか夜行性とか
そんなんじゃなく
あかるさのなかでねむりたいだけなんです
まぶた越しにひかりがないとねむれなくて

そういいながら
さいたのはチーズでした
カスタードクリームな犬が 本当はほしかった
かわいいねとほめやすいでしょう?

1
終電をのがしたから
朝まで友だちでいましょう

ジョンは天国なんて無いと想像しろと そういったけど
無いということを想像するのはむずかしい
想像することにおいて無い としてみることはむずかしいですね

そんなことをきいて
なんとなくこの人はくらさのなかで
ふかいねむりについてしまうのがこわいのだと思った

 夢ですか?
 広大なモンゴルで体育座りをしてみたいですね
 いつか一瞬光った
 大根役者はどこか血走っていた

24時間営業のコンビニでシュークリームを手にとって

うわの空
朝がきたのでとりあえずねむりたかった



それは例えば

できうるかぎりちいさなものだとしてみる

それは缶詰にこもっている

こもることを缶詰といって

缶詰の中で

人はねむれなくて


流れた声は言葉で
かたちになる
明確に息な
風船のなかみのこと
君はそれでも空気だといった


自由詩 さけすぎてシロになった Copyright さわ田マヨネ 2010-02-25 08:21:58
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