ふるえる肩につもる雪
永島大輔

きみがついた嘘で誰かが傷つくよりも
きみのほうが誰よりも傷ついている

ながい時間をかけて手にいれた言葉は何のため?

僕はきみのことを守っているふりで
自分のことを守っているだけなんだ

純粋に誰かのことを守れるなんてできるんだろうか?

きみの肩はコートのしたでふるえている
ふるえる肩につもる雪
きみの嘘をかくしてしまえ
ふるえる肩につもる雪
僕の気持ちもかくしてしまえ


自由詩 ふるえる肩につもる雪 Copyright 永島大輔 2010-02-21 12:55:23
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