十一月のカナリア
しろう



季節はずれのリンゴ売り
川面に映る枯れススキ
砂丘に夕日の色があり
辿り着けなかったパラレルとして
鐘が三度鳴らされて
おまえを愛していたという
あなたは器用に哀しめばいい






自由詩 十一月のカナリア Copyright しろう 2010-02-19 21:45:42
notebook Home 戻る  過去 未来
この文書は以下の文書グループに登録されています。
七行詩