僕らはひとつの星になった
朧月

行方知れずの星を
また探しにゆこうか
今日は君と一緒じゃないけれど
いつもの道へ
渡る橋はもうかかっている

ひとりだってこわくはないよ
君はそういって振り向かずに歩く
音をたてずに君の足跡は
光るレールになって
列車は空へと続いてく
まるで君に従うように

あの星 あの月にまで
手が届きそうな ほら
君が笑っているよ

あの日から僕はずっと待ってた
君とこの空へ続くレールを歩くことを
もう 僕らに別れはないんだ

空に光る星のひとつに
僕と君は重なってなってるんだ
ほら 君は笑ってる

あの日から僕はずっと願ってたんだ
君とこの星になれることを
もう 僕らに終わりは無いんだ

君が歩いた後を
僕は簡単に見つけるよ
君はこの光る足跡を残してくれたから


自由詩 僕らはひとつの星になった Copyright 朧月 2010-02-17 23:31:03
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