誕生日は雨な世界
こめ
例年通り僕の誕生日は雨だった
街の所々から音泉が湧き出ていた
それは素晴らしい日々の幕開けだろう
それ以外は考えられなかった
なんなんだろう
この不思議な気持は
プカプカ浮かぶ君はいつか大気圏を突き破った
地球と宇宙の隙間の蒼い線
その線は今日も綺麗だったな
今日の日々を色に例えて
それを正解に導くのは
多分僕しかいないだろう
チカチカ闇と光を写し出す電柱
その全てを集めたら多分
アリスの国にでもいけるだろう
鈍い世界の真ん中を
試しにつついてみたけど
そしたらパンて破れて
そのまま暴れながら星になった
それが地球になった
根拠や理由や証拠といった
堅苦しい単語を並べても
結局の所で1+1=の答えは
ありがままの数だったな
イメージがわかないならそれはそれで当たりだろう
産まれた瞬間から決まった人生なんて
人材の墓場でしかなかった