星の雫
ネット詩の悪魔

真夏の太陽の残り香が
まだ消え残る夕闇に
風は少しだけ湿り気を帯びて
僕たちの間をすり抜ける

蒼いドレスの裳裾を翻し
両手いっぱいに抱えた
星の雫に照らされて
君の瞳が輝く時

遠い記憶の彼方
まだ見ぬ遥かな未来に
そして定められし運命の気まぐれに
僕たちは永遠の誓いを立てる

神話よ
流線形の軌跡を奏で
僕たちを
導いておくれ

果てしなく続く
この空の下を


自由詩 星の雫 Copyright ネット詩の悪魔 2009-08-31 03:43:57
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