ねこ、そしてふっかつ
Aye-Shaluga

電車
に、轢かれた。

踏んだら、噛まれて逃げてった
草むらの中に逃げてった
ら、モグラの穴に落ちて別世界
そこでは裸の男女が夜通し踊り明かしていた
暗闇なのに、ぶつからずに踊ってる
ぴたぴたと足音だけが聞こえ猫は怖くなった
激しいステップにここでも踏まれ続けて
猫。本当は草むらでひっそり息を引き取るはずだったのに
突然ザオリクの呪文が世界を包む
一瞬の出来事だった。猫の全身の毛という毛が総毛立ち
鬼太郎も真っ青なくらいの毛針の嵐

お兄ちゃんどいて!そいつ殺せない!!



自由詩 ねこ、そしてふっかつ Copyright Aye-Shaluga 2004-09-09 22:35:23
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