新盆前夜 
服部 剛

いつか誰もが別れるという運命さだめを 
もし、ほんとうに思うなら 
どのような人であれ 

目の前にいる人を 
愛惜しくも、思えよう 

僕の向かいの空席に 
水を入れたコップを置けば 
在りし日の祖母が嬉しそうに 
うっすら浮かんで来るのです 



自由詩 新盆前夜  Copyright 服部 剛 2009-08-10 00:36:38
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