木々の歓声
服部 剛
まっしろなノートを机に広げ
補欠の野球少年の絵を描いたら
スタンドの灯がスポットライトになって
ノートを照らし出していた
遺影の中に納まる祖母は
微笑ましげにこちらをみつめ
窓の外から
庭の木々の葉群は
一斉にざわめき
歓声を上げた
自由詩
木々の歓声
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服部 剛
2009-07-15 18:43:06
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