シュガーフリーの風と声
ゆうと




時折胸を締め付ける、
この糸はなんだろう。
どこからきて、いつ消えるの?
いろんな色、ぐるぐる巻きになって
ぼくは赤なんて
信じちゃいないよ。
ただ、いろんな人がいて
いろんなものがあって
みえる景色が
限られても
限られていても、
手に入れられるから。

みえない安心で
呼吸している。
酸素がなければ
みんな死ぬのに
空気に溶ける、
甘くて苦い
味がしない、
シースルー。


空はいつでも
青じゃないけど
ぼくはみたことがあるんだ。
いつだっけ、

きみとここで
出逢ったのは
何度目だっけ、


忘れたけれど
思い出すよ。
忘れたけれど
おぼえているから。






自由詩 シュガーフリーの風と声 Copyright ゆうと 2009-03-24 14:17:42
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