空き瓶
しろいろ


プランクトン)もろくほほえむ あいまいなかたまりをなんとよべば(さみしさ


月を浴びて淡く首筋に穿たれる窓の格子の十字架の影


切れかけの単三電池の瞬きをそっとつつんだきみのてのひら


安全ピンは安全という役割を押しつけられて 破れそうな夜


青色のきれいな空き瓶川べりにならべて りりり 春までの日々






短歌 空き瓶 Copyright しろいろ 2009-03-04 23:36:57
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