いつもの朝
宣隆

窓から射し込んだ
朝の雫で目を覚ます

夜の河を渡った
君を乗せる右腕

変わらない景色に
ふと安心する

伝わる寝息に
そっと合わせる

2人だけの時間を
独り占めしてみる

もう少しここで
揺られていたいけど

いつもの時間で
目覚まし時計になる




自由詩 いつもの朝 Copyright 宣隆 2009-02-11 20:08:48
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