吉祥
治
皮さえ剥かず一太刀に
赤く熟れて溢すじゅうすを
舐めては
其処に歯を立てる悦び
落ちた部分の皮を剥き
白く萎びて垂らすじゅうすを
絞っては
紫かけて其れを食む悦び
自由詩
吉祥
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治
2009-02-01 05:36:58
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