恐怖
舞狐

黄金の海
濡れた貝殻
子供の笑顔
暖かい手

鼻にかかった低い声
大きい背中
優しい笑顔
二人の時間


神様は意地悪

いつかなくなるものならば知らないままでいたかった

優しい時間
甘い残酷な時間


貝殻を手に取り
子供の笑い声を傍らに聞き
優しい会話をしながらも
いつか全てがなくなってしまう恐怖に

私の何かが怯えていて

なかなか現実を生きれない
怖くて
怖くて


失うものが多すぎて
強くなれない私



自由詩 恐怖 Copyright 舞狐 2009-01-26 05:44:30
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