だいっ嫌いなひと
蒼木りん

だいっ嫌いなひとと別れられる日は
いつだろう

声は雑音にしか聴こえなくて
胸がざわざわしてくる
目を合わせたくない
顔も見たくない

わたしの視界に入ってこないでほしい
だいっ嫌いなのに
毎日合わなくちゃいけない
なんでこんなに嫌いなんだろう

わたしがこんなに嫌いなのに
話しかけてほしいらしい
見てもらいたいらしい
労わってほしいらしい

下心と腹黒さ
見えてしまう
感じてしまう
あぁ分かりやすく嫌いなひと

わたしは
このひとからなにを学べと言うのさ


自由詩 だいっ嫌いなひと Copyright 蒼木りん 2009-01-18 21:46:00
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