at the lab
ピート

友達はみんな


僕が傷付き倒れても


先へ行ってしまうだろうね


振り返ることなく


ただの一度も



僕の呼吸が止まる直前まで


奴らは笑っていたよ


僕の呼吸が止まって


奴らは焦っていたよ


自分の身を守れるかどうか




心無き罪悪を制する者など


ここにはいない


それはもはや


罪悪でさえなかった




小学校の学級会を思い出す


一体どんな意味があったんだろう


偽善の教育か


謝罪の訓練か


僕は気付いてしまったんだ


そこに光など無く


ただ義務という名の下に


行われていた儀礼であったと




やがて子供たちの背は伸びて


愛の無い優しさを安売りし


心の無い強さを衝動買いすることだろう




「成長」なんて言葉は大嫌いだ


ああ「成長」なんて言葉はクソッタレだ


自由詩 at the lab Copyright ピート 2008-08-14 22:42:56
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