季節はずれ、雪
テルテル坊主

季節はずれ
心に雪が降る

街灯に照らされて
輝くはダイヤモンドダスト
煌く粒は
儚さを導く

あぁ幻想

積りだす雪に
きたきつねの足跡だけ残る

ダイヤモンドダストは音を奪い
悲しいかな
慕情に陥る

漂うは切なさ
浮かび上がるは愛しさ

夜はふけて
誰も思えない

心に雪の白さが残る

虚無

真白

凍りつく

凍てつく

焦りも悲しさも消えた瞳み
ただ流れる涙

止まる事を知る事が出来ないそれ
暖かさ
此処に残る


自由詩 季節はずれ、雪 Copyright テルテル坊主 2008-08-14 19:44:29
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