ネット詩の悪魔

あばら骨の浮き出た半身を
焼き付ける熱帯の日に曝し
茶色く濁った厚い歯を剥き出して笑う
仮称「ヘビ使い」

彼がヘロイン入りのマルボロを
吹かす様はまるで
新月の夜に
孤独の最も熟れた
花籠に打ち寄せる
満ちた潮だ


自由詩Copyright ネット詩の悪魔 2008-07-29 00:28:25
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