君のかげふみ
Rin.
「リトマス紙がなにでどうなるか」のように忘れてしまいたい夏がある
まだ明日を信じていたからサヨナラを 告げた渚にゆらぐ太陽
ケンケンで駆けた砂浜しゃらと鳴る 乾いた粒子、ただ熱かった
サンシャイン色だけ溶けたジンライム背伸びで届く「オトナって何?」
貝色のボードのピックで引っかいた 歌詞もベースもない波の曲
わけもなく水平線をなぞる手をほどいた、君を迷わせるため
短歌
君のかげふみ
Copyright
Rin.
2008-07-19 21:39:22