なんと言う時代に生まれてしまったんだ
この先の人間もそう言うのだろうか？
先人たちもそう嘆いてきたのだろうか？

便所の落書きより劣悪な情報で
魂が蝕まれているんだ

言いたいことは沢山ある
でもそれは形を成さない

深夜になると独房のような部屋からは
自分の声が聞こえてくる
空虚に見舞われた
自分への誹謗中傷の声が
罵倒しては言い訳をし
狙いを定めては空振りをし
打ち上げては不発に終わる

知りたいことを口にしないでくれ
恐れているんだ
けして知ってはならない恐怖を恐れているんだ
必要な事は知っている
経験は積み重なって
罪重なって
その感情が消えてなくなるまで

お前の道を踏みにじった
その後一歩譲ってニッコリして見せた
怒り狂うぐらいなら
悲しみのた打ち回るぐらいなら
心乱されるぐらいなら
魂を抜き取って
機械より正確に
悪魔より冷酷に
采配を下すだけさ

だからヤツ等みたいにはなれない
だからそんなフリをする
だから生きていられる
だから糞をする