詩のボクシングの規定は虚偽表示にあたるのではないか
イダヅカマコト

2008年5月10日現在、詩のボクシングの公式サイトに、規定として以下の記述が有る。

長いので、先に文章と、今現在起きている事実を要約すると

○朗読を対戦の方法としたトーナメントはすべからく「詩のボクシング」方式である
(朗読には詩、短歌、俳句、川柳、作詞、散文、エッセイ、日記、童話、漫画等々)、また漫談、講談、詩吟、演劇、舞踏、お経、腹話術、ラップなどが含まれる)

○下記の文章には「「詩のボクシング」の名称及びその形式」の書いてあり、「詩のボクシング」と書かなければトーナメント形式の詩のイベント行っていいはずなのだが、実際には書いていないイベントに対しても楠氏からの圧力がかかっている。

○朗読によるトーナメントはオカネを詩のボクシング協会に払わなければならない?


http://www.asahi-net.or.jp/~DM1K-KSNK/kitei.htm


「詩のボクシング」についは、その名称及び声の言葉によって勝ち負けを決めるイベント形式についても商標登録されています。これまでに「詩のボクシング」に対して誤解を引き起こすようなことがあり、地方大会を開催している関係者にご迷惑を掛けることがありました。そこで以下に規定を定めました。ご理解、ご協力をお願いいたします。


■「詩のボクシング」の名称及び形式の使用に関する規定■

「詩のボクシング」の名称及び言葉によって勝ち負けを決めるイベント形式及びそのイベントを記録したCD、ビデオ等の制作・販売についても商標登録されています。


1.「詩のボクシング」の名称及びその形式(16人のトーナメント戦や団体戦のルール及びジャッジが示す青や赤などの色のついたプレートで勝敗を決める判定方法等を含む)、または名称は異なるが明らかに「詩のボクシング」とイメージが重なる形式のイベント(雑誌、講座、テレビ、ラジオ番組等も含む)を企画している個人、法人、団体は、その名称と形式の使用許可願いを日本朗読ボクシング協会(商標登録者:楠かつのり)に申し出なくてはなりません。

2.「詩のボクシング」の名称及びその対戦形式(タイトルマッチ、トーナメント戦、エキジビション・マッチ、異種格闘技戦、団体戦、合戦等を含む)を使ったイベントで入場料を取る、または取らない場合、さらには公共の放送を目的とする場合、その他の方法で「詩のボクシング」の名称を使ってイベントを行う場合には、「詩のボクシング」の名称及び形式使用料を日本朗読ボクシング協会に支払わなくてはなりません。


○「詩のボクシング」名称及びイベント形式の使用料

名称及び形式使用料については、イベント等の内容及び規模によって無理のないように設定します。日本朗読ボクシング協会にご相談下さい

日本朗読ボクシング協会


ちなみに商標登録されている内容は、
http://www1.ipdl.inpit.go.jp/syutsugan/TM_DETAIL_A.cgi?1&2&0&1&2&1210371050
http://www1.ipdl.inpit.go.jp/syutsugan/TM_DETAIL_A.cgi?1&1&0&1&2&1210371050
から確認できます。

これについて友人が調べたところいかの返事が返ってきています。
要約するとこんなところであります。

○「言葉で闘う(または、「競う」・「勝敗を決める」も同様)方式は商標登録されています」 の記述は、商標法上の虚偽表示に当たると思われます。


特許電子図書館の担当係へ電話で問い合わせしましたところ、

公式サイトや関連サイトで公言している
「言葉で闘う(または、「競う」・「勝敗を決める」も同様)方式は商標登録されています」
の記述は、事実ではないことがわかりました。


(※ 名称や、「ボクシングのリングに見立てた・・」は確かに商標です。
念の為登録番号を書いておきます。
4447438 および 4557193)


こういった件に関しての質問は発明協会で受け付けているということでしたので、先程、社団法人発明協会・大阪支部に問い合わせました。
丁寧に対応頂きました。 その結果を箇条書きにします。


1: 該当の方式では、商標登録は不可能。

2: 同一名称や全く同一の方式(ボクシングに見立てたリングで・・)は
商標であり、当然無許可では使えないが、そうではないなら「イメージが重なる」ことを理由に「言葉で闘う・競う・勝敗を決める・採点する」方式の催しを規制する権利は無い。

3: 2の通り、独自に考案した名称についても内容についても許可申請など必要無い。使用料の支払いは、名称または全く同一の方式を使用する場合にのみ可能性が発生する。

4: 商標登録されていないものを、されているように記載・発言することは問題である。(これは担当様の言葉をそのまま書いています)


詩のイベントは自由に行われ、自由に企画することは保障されています。
みなさん楽しい企画をつくってどんどん実行して欲しいです。
としてここは閉じておきます。


散文(批評随筆小説等) 詩のボクシングの規定は虚偽表示にあたるのではないか Copyright イダヅカマコト 2008-05-10 07:15:08
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