ある頂点
美琴

正しさは必ずしも
ひとつではなく
考え方や感性の数だけ
存在していて
自分の思う正しさと
違うからといって
そのどちらかが間違い
とも言えない。
そして何が間違いかは
自分自身に対してしか
言えないもの。
過程があっての結果で
過程とはその人の過去で
同じ過去を持っている
人は誰もいなくて
結果だけを知って
それを批判する
ことはできない。
逆に言えば
自分の見つけた正しさは
今まで生きてきた結果で
もっと自分自身の答えに
自信を持っていいのかも
しれない。
価値観はその人の
今まで生きてきた
人生の結果。


自由詩 ある頂点 Copyright 美琴 2008-05-07 17:49:27
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