緑陽
唐草フウ

日差しの強い、つよいなか
歩いてわたりました。
まどの中から でしたが
緑葉のまぶしいこと

ひとつぶひとつぶの
空にむかう


ふさふさ
ゆれゆれて
ゆさぶられ



あれを送りたいのです

(ねいき、寝息、naked
 呼吸がくるしそうだけど、眠っているわ)


シルバーより明るい
ムーンストーンのような
ひかりの滴
海へつないでいる 川面が
水面が
鱗のツヤをもって

はしりだす
走っていたけども
留まって見えることの
もどかしさと痛さ
じぶんを感じると
あなたを感じると
痛くなったのです


いそがないで、ゆっくりすぎていくのが
わたしの望みなのだから






自由詩 緑陽 Copyright 唐草フウ 2008-05-07 17:45:25
notebook Home 戻る  過去 未来