この感じを知っていると思った
痛いほど実感していたあのひかりを
間違えるだなんて

あれはエメラルドグリーン
あの人を待っている夜の照明
躑躅の葉に透けて

別れはたやすいものと
ようやく気づいて微笑み合ったね
手なんて振らなくていい
声も掛けなくていい
視線が合ったのか合わなかったのか
信じてるのは私だけでいい

またいつか会うんでしょ
慣れっこで空気を押しやる
なんていい夜