はじめてきみに恋をした
ゆうと



「落ちるほどの恋」

きみが、きみが
目の前から消えない
つなわたりみたいに
ふらふらしてる
落ちてしまったら
きっと元には戻れない




「溺れるほどの恋」

みずうみに、しずむ
あの星みたいにさ
輝けるなら
ぼくは泣いてもいい




「焦がれるほどの恋」

光が射すほうへ
向かっているなら
虫みたいなちいさな夢を
ぼくはなくさない




「蕩けるほどの恋」

きみは太陽で
ぼくは月で
そう、バターみたいに
明日の夜には姿をなくすだろう




「はじめてきみに恋をした」

まるで、
初恋 みたいな 恋だ




自由詩 はじめてきみに恋をした Copyright ゆうと 2008-05-06 15:26:11
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