うたとうげ
玉兎


うたうことに
しおれて
よこからさす
たいように
すねて
ねむくても
ねむくても
いつだって
うたうことを
おもいだすの

かなしみに
みたされても

よろこびで
はちきれそうでも

わたしは
うたと
よるのとうげを
こえてゆく

みちすがら
ことばが
おちていたら
それは
わたしの
うた

とうげを
こえて
ころん
ころん、と
おちてくる
わたしのうた




自由詩 うたとうげ Copyright 玉兎 2008-05-04 23:22:38
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