Everyone is hollow
maynard

そいつはどれほど自分が駄目人間か自慢したんだ
そうやって格好を付けていたんだ
だから自分が全て正しいと思っていた
自分はCoolなヤツだと思っていた

彼なら平気で心無い事を臨機応変に語れるに違いない
失うなら嘘をついた方がマシだと思っているに違いない

ダメージを与え続ければ壊れない物は無い
疲労骨折や金属疲労がある様に
物事には限界や不可能がついて回るんだ
それを知らないで何を知っているって言えるんだ
どれ程どうすればどうなるかなんて解るはずも無いんだ

彼は必死に追いかけているのに
「俺はマイペースさ」と息を切らしながら
平然と嘘をつけるんだ

それはまるで後ろに立って銃を向けて引き金に指を掛けて
「誓うよ 銃は持ってない」と言ってのけるような物なんだ
それはまるで米神に銃を押し付けられて
「誓うよ 弾は入ってない」と言われるような物なんだ


自由詩 Everyone is hollow Copyright maynard 2008-04-18 02:47:12
notebook Home 戻る  過去 未来