くらげ眠るまで
日月



ふれるめがねが社会を科学
  まるでおっきな象さんみたい

腹ばいになって日々開拓
  土を分けても退屈ばかり



くらげ踊る海の中で話したい
  そしたら心は今夜旅に出る

大人はとっくに眠った時間
  心はぶっとんで市場に着地
体中切り売りされて市場で白痴


赤とピンクのヒラヒラつけて
  口紅塗りたくって笑う

倒錯した夜がたった一つの遊び場

朝が来たらベイビー
  フラスコの中で5分間だけ眠る


目の奥でチカチカ光る電飾
  丸まったティッシュペーパー
  
倒錯した夜にたった一人で遊ぶ

朝が来たら軍曹
  5分間だけ泣かせてよ


・・・・・ねえ、軍曹 首がもげている








     モラル去った海はとても静か

     頭の中で夜の海

     色鮮やかなくらげたちは

     泣くように眠る






おやすみ、軍曹


自由詩 くらげ眠るまで Copyright 日月 2008-03-28 12:31:37
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