夕方
m.qyi


夕方、
神様が道路にしゃがんで蝋石で車の絵を描いている、
ぶーぶーぶー。。。
僕を見離した神さまが、ロケットとか、飛行機とかを描いている、
びいーん、びーん、びいーん。。。
僕にはよくわかんない
神さまの方もよくわかんない
もうちっとも寂しくないから
怒れなくて
静かで
色があせた大きな三色のパラソルを開いて
ミルクちゃんは どこへいくのだろう
言葉がたくさん降るからね
僕は静かにあなたの前を通り過ぎていくなんかヘン
(おっぱいおおきいと肩こるから、たいへんだよね。)
もう空からスイカは降ってこない
リンゴはなおさら。
メロンはもっと、飛ばないし
羽がないから。
杭棒にとまってゴムマリを投げている阿呆、
たんぽぽのように風に散っている阿呆、
(自分が散ってどうすんの?)
ひとんちの屋根で滑り台している阿呆。
薄紫の空が広がって、
蝙蝠がひらひら飛ぶ頃に
すうーと昇る大目玉。
詩の神さまたちが一斉に見る。
野原にたくさん生えているペニスにまたがって。





自由詩 夕方 Copyright m.qyi 2008-01-07 16:06:29
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