透明な海老
バンブーブンバ

柳を絵筆に
小夏
波紋をひとつふたつ
漸近線と戯れる
闇から
透明な海老
羨ましくなって
小指
波紋を作ったのに
塗り潰してしまう


枝垂れ
鼻先を掠めてゆく
小指
引っ込める




自由詩 透明な海老 Copyright バンブーブンバ 2004-06-04 11:30:17
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