分離

いつも掬おうとして
指の間からこぼれ落ちていく
はらり はらりと
そんなふうに

掬いそこなったものが
ゆるゆると
私たちをほどいて
別のものにしていってしまう


自由詩 分離 Copyright  2007-08-28 02:32:50
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