潜水
秋桜
「じゃあね」と言って
手を振った あの日
あれからどれだけの日々を
過ごしてきただろうか
あのときの約束は
果たされぬまま
ただただ
時間だけが
(無情に
私はあの頃のまま
成長も出来ぬまま
小さな小さな体を
大きく大きく動かして
君との約束を
探しに
記憶の海へ
潜りこむ
(深く、深く
自由詩
潜水
Copyright
秋桜
2007-07-26 08:37:57