きみ と ぼく(連詩)
山中 烏流

きみがもし
にさんかたんそを
はくのなら
ぼくはそれさえ
すうとちかうよ
 
きみがもし
にさんかたんそを
すうのなら
ぼくはそれさえ
あいしていくよ
 
そしてもし
すこしずつあい
こぼれても
ぼくはすべてを
だきしめてくよ
 
だけどもし
おなかがいっぱいに
なってしまったら
こんどはぼくが
たべてあげる
 
ふたりとも
おなかがいっぱいに
なったときは
ぜんぶはきだして
またあいしあおう
 
あいしてる
 
なによりも
だれよりもあいしてる
てをつないだまま
あるいていける
 
むしろ
ずっと
つなが
って、
いるよ
ぼくら
 
きみがもし
とちゅうでつかれても
だいじょうぶ
ぼくがせおって
あるいていくから
 
おひめさまだっこ
すきだったよね
 
おんぶされるのも
はずかしいっていったけど
ほんとうは
すきだってこと
しってるよ
 
おんぶにだっこ
ぼくらあかちゃんに
なってしまったって
きっといまを
おもいだすのね




















 


自由詩 きみ と ぼく(連詩) Copyright 山中 烏流 2007-07-26 02:50:08
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