象形
ポッケ

思いは線で形になる
文字という
不確かな形に

虹のように曖昧な
色とりどりのモールを
くしゃくしゃに丸めて
誰彼かまわず投げ付けていた

文字になりかけた絡まりは
はじかれ
ベッドのしたに転がっていった

はじかれても
よけられても
求めてやまない

創りだす端から色あせていく
思いという
原色の絡まりを

不確かにも安堵のうちに
彩やかなまま
象るつながりを






自由詩 象形 Copyright ポッケ 2007-07-12 23:59:37
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