邪心
hiro

吸いかけのタバコを押し当てた

心の奥底に住む陰険な目つきで

こちらを睨み付ける邪心に押し当てた

ジュウっと音が鳴るわけでもなく

肉の焼ける嫌な臭いもない

ただ邪心の高笑いだけが

心の奥底から聞こえる


そのとき私は悪に痛みはないことを知った


だから これからは多くの人と付き合い

多くの声と共に 邪心と語りあい

素直に受け止めてくれる日まで

共に成長することにした


自由詩 邪心 Copyright hiro 2007-07-12 20:44:56
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