ペガサス 1
那津



その日 あなたの放った絶望が
初めて 少年院へ 向かった

薬を噛んで 拘束具をはずす
それは超能力のようなもので

さすがに信じるか信じないかは自由なんてそんなこと言ってる奴だよ あいつは

ピアノは弾けますか?
カクテルの名前は知らないけど
高いって事だけは知っている

ピアノは弾けますか?

なんて言ってるけど
あいつは、照れ屋でどうしようもない

一緒に育った町でもあいつはいつもそうだった

あいつは、照れ屋でどうしようもないよ








自由詩 ペガサス 1 Copyright 那津 2007-06-20 19:35:18
notebook Home 戻る  過去 未来