くちづけ
さくらほ

君がチョコの包み紙で折った鶴が
私の部屋にいて
羽を休めている
君に置いてきぼりにされて
これからどこに飛んでゆこうかと考えている

触れて離れて
覚醒の夜風は君を連れ去る



一千分の一
願いをこめて
君の折鶴に
くちづけ

君より甘い香りがした


自由詩 くちづけ Copyright さくらほ 2007-06-01 18:21:44
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君の歌