夜ノ電球 
服部 剛

プレハブの 
休憩室の入り口に 
日中の仕事で汚れた作業着が 
洗ってハンガーにかけてある 

ドアの上から照らす電球の 
茶色いひかりにそめられて 
干されたまま 
夜風にゆられる作業着の 

あそこに 誰か いるようだ 




自由詩 夜ノ電球  Copyright 服部 剛 2007-05-29 22:17:35縦
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